2010年1月24日日曜日

NOMIK.ai vol.2

NOMIK.ai vol.2 に参加してきた。



主催者の@armonissima さんからご招待をいただいた時は、1ヶ月半前くらいだったけれど、実際にトークのテーマを頂いたのは1週間くらい前。


パーソナルマーケティングという大題を基軸に、デジタルサイネージなどコンテンツプロデューサーとしてコンサルティングを手がける町田聡さんと、通信会社に勤めながらマーケティングコンサルタント他、マルチ分野で活躍している司会の@armonissima さんとIT
ベンチャー企業に勤める、それぞれ違う立場での対談。

テーマは、

①会社のブランドに頼らない生き方とは?
②セルフプロデュースの方法は?

というもの。


これらのテーマは何か特別なものではなく、ビジネスを営む上でも仕事に従事する上でも何が大切なのかということをみんなで考えようという趣旨。

それは、実績を残すことであり、積み重ねることで力を発揮することや効果を出す取り組みに対して怠らない姿勢を持つことなんじゃないかな。

もう少し踏み込んだ例でいうと、名の通る企業に勤めていて、100人の人とお付き合いが出来たとする。その会社を辞め、自分の名前でその人たちに会いに行き、ドアをノックすると、90人の人がドアを開けてくれない。

自分の 名前でドアを叩くと90人がソッポを向く。

そこで、自分のプロフェッショナルの部分での価値、評価に直面する。

その90人は、自分自身ではなく、その会社にいるあなたとお付き合いをしているだけだったから。

いかに自分が何が出来るのか、私はこれが出来ます、あれが出来ます。それをソッポをむいた90人に対していかにメッセージングが出来るか、そして振り向かせることが出来るか。

セルフプロデュースにおいては、そこが本当の意味でのスターティングポイントなのではないかな。

まさに、認知度ゼロからスタートするウェブサービスと同じで、どんなメッセージングからどれだけのコンバージョンを獲得するのかという話とある意味同じ。


特定の分野において、自分がデリバリーできる仕事についての認知を確立することで、仕事を受注することが出来る。

 正社員であっても、このスタンスは必要な世の中になったと思う。



一連の話の中で、「エゴサーチ」をするかどうかという質問が出た。

これはしないといけないと自覚をした出来事の話をした。

自分が勤めている会社が提供するサービスについての記事の中で自分の名前が出ることは時々あるけれど、その中に、自分の名前にリンクが貼られている記事を見つけたことがあった。

自社サイトの自分のプロフィールページが表示されるのだろうと思ってクリックしたら、なんと自分の名前の検索結果が出てきた。

これは初ビックリだった。

同時に、会社に関連する記事に紐付いた形で他の記事が出てくるのはいいけれど、ソーシャル・ウェブ上の自分の情報が提示されることについて考えさせられた。

ウェブはプライベートで使うとしても、そこにプライベートな空間って存在しないもの。


ウェブのテクノロジーは消費者の生活を潤すものであり、円滑にする役割を持っていて、だからこそ、どこまでライフスタイルの中で活用出来るものなのかを伝えられていくべきものなのだと思う。 その反面、消費者のニーズの多様化は進んでいるから、だれもが使いこなせるものって難しい。






今回、トークセッションの前に、マツオケンイチ(vice versa)さんと、クロカワサエコさんのジョイントセッションを目の前で楽しむことが出来た。この日初めて披露してくれたという新曲はサイコーだった。

アルトサックスを頑張る私にとって、このふたりみたいに観客に真近な場所で演奏が出来る日がきたらどんなに素敵な一日になるのだろうか。


2010年1月17日日曜日

プロポーズ

プロポーズから4週間。

プロポーズは、私のお誕生日の出来事。

「So, will you marry me?」の言葉とともに左の薬指にダイアモンドのリングをもらった。


結婚を社会的儀式としてしか見ていなくて、結婚するしない関係なしに、一生添い遂げられる絆を持ち続けることが出来たらいいなくらいに思ってたし、それが一番の幸せだと思ってきた。

だけど、プロポーズとか結婚は、お互いの人生に対するコミットメントの深さを意味するものなのだと実感。

2010年1月9日土曜日

黒のアイテム

デジタルは好き。

だけど、それはアーカイブで使うもの。
最新のスケジュールや記録はやっぱり手書き。

BlackberryやiPhoneで簡単にスケジュールをアップデートしたり確認したりは日常的にしてることだけど、同じことをシステム手帳にも書き込んでる。

ミーティング中に確認したくなるようなコトは手帳に書く。
バッテリー切れでアクセス出来ないという可能性ってどうしようもないしね。


2009年は大きめの書き込み易いスケジュール帳を使ってた。

大好きな赤色で、使い込んだ時の少しよれた具合もよさそうな素材感。2010年も引き続き使うつもりで2009年の11月頃にリフィルを購入した。


ところが、使うつもりがつもりで終わった。

2010年を迎える頃、借り物だけどシステム手帳を試しに使ってみた。
もし使い勝手がよければ、長年使い込むならシステム手帳がいいという思いもあり、しばらく使ってみたら気に入った。

スペースを気にすることなく、メモを適切なところに差し込めるというリフィルの魅力は、忙しさにばらつきのある私にはフィットするみたい。

情報とか英字ニュースを読んでいてわからなかった単語とか書き留めたり、そういうadditionalなものは取り外し可能であることが望ましい。

そういえば去年は、スケジュール帳に収まりきらず、同じサイズのノートを持ち運んでいたんだよね。




そんなこんなといろいろシステム手帳に切り替える理由を考えた結果、迎え入れた新しい戦友。


今年一年と言わず、何年も一緒に歩みたいと思えるモノを探すのは一苦労だった。

リングの大きさや素材感、自分の愛着が使うに連れて増すもの。革と縫製がきちんとされているもの。


同じデザインでも革はひとつひとつ違いがあるから在庫から出してもらうのも、ひとつだけじゃなくて、2、3出してもらって比較してみないとわからないもの。


そして長く愛用したいモノは、必ず黒。

赤色が好きなのにね。


2010年1月5日火曜日

テクノロジーが支える高齢化社会

2010年の初詣は2つの神社に行ってきた。

1月1日は靖国神社
1月3日は日枝神社

ビルが立ち並ぶ永田町に位置する日枝神社の入り口には階段に並ぶエスカレーターがある。
階段の傾斜に合わせ、段差もゆるやかなエスカレーター。

大阪城にはエレベーターがあり、当時の趣うんぬんより
現代に生きる来場者の利便性を尊重する設備は
子どもの頃から見てきた。
違和感も感じていた。

だけど、大阪城には2つの役割があるからそれでよかった。
ひとつは、お城という役割。ツインタワーから見下ろす大阪城は絶景で四季折々の美しさは見る者を魅了する力がある。

もうひとつは、博物館。
徳川幕府のストーリーをじっくり学べるし展示物や映像などで大阪の町の造りの由来を楽しめる。

エレベーターはお城についているのではなく、
博物館のためについている。

子どもなりにそう納得することで違和感を解消してきた。


では、日枝神社のエスカレーターは?
純粋により多くの人が参拝に来るための仕組み。

高齢者だけではなく、足の不自由な人もいる、歩き疲れた人もいる。
公共の交通機関だけが対応すればいいかというとそうではない。



当たり前のように行う初詣や歳時ごとに
どれだけの人が不自由な思いを胸にしてきたのだろう。

2010年1月1日金曜日

謹賀新年へのカウントダウン

たいてい大晦日は尾道で過ごしてきた。

ゆく年くる年を見て、除夜の鐘が聞こえはじめると
父と母と、年末に帰ってきてる兄弟姉妹とともに
除夜の鐘をつきにいく。

そして、うしとら神社で焚き火を横に新年を迎え、参拝。
お神酒を頂く。

そして坂だらけの小道を歩いて古寺巡りをして
甘酒、ぜんざいを振る舞ってもらい新年を実感する。

私にとっては、昔ながらではあるけれど贅沢な新年の迎え方。
家族と迎えることも幸せなこと。


今年は東京で過ごすということで、どの神社に行こうかと考えたけれど、お祭りがしたいわけではなく、風情を楽しむというよりも体力勝負になってしまうような新年を迎えるのは気が進まない。


なんとなくなじみあるところでそれなりに楽しめる場所がいいから
最近よくいく、紀尾井町のAux Bacchanales でカウントダウンでライブを聞きながら新年を迎えた。




その土地にはその土地の楽しみ方があるもので。


自分のこだわりもいいけれど、特に特定のものを求めている場合は、代わりとなるものがどんなに素晴らしくても、それに勝るものにはならないのではないだろうか。


だったら思考をちょっと変えてみて
尾道にはない新年の迎え方を楽しむのも一つ。


ライブを聞きながらカウントダウンは楽しかった。




そんな2009年の締めくくりが影響して
2010年、今年は「チェンジ」の年。

小さなことも大きなことも自分が大切だと思うことをきっとりと積み重ねていくことで、見えてくるものってとても貴重だという経験をすることが出来た2009年だったから。

大晦日や新年の迎え方にしてもそう。
公私ともにいろんな人と会話をして、そこから生まれるアイデアもそうだしチャレンジもそう。

そういうのを成長とも言うけれど、
私にとっては「チェンジ」に値する年。